DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION リプレイ

AXシナリオ 鬼狩り

2004/09/05
ゲームマスター:だいち@GR469
プレイヤー:なぞ@GR562/わかば@GR417/Cyphiss@GR010(敬称略)



エンディングフェイズ

GM:で、だ。入る前に確認するとして。エンディング欲しいネタとかあれば、そっちを優先的にさせていただこう、と思う
零侍:これと言ってないですね
遊人:こちらも
GM: …遊人君本当にないのか(悪笑)
遊人:…(目逸
GM:OK。じゃあ…みんな一気にエンディングと行きましょうか。

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エンディングフェイズ
■鬼退治の終わり 登場:全員
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GM:次の日。駅前。学生服に身を包んだ聖が帰るのを、見送りに皆来てます。もち支部長も。
GM/聖: 「ありがとうございました」ぺこりと頭を下げる
美空:「ま、あっちでもがんばってね。」
零侍:「元気でな」
GM/聖: 「はい。鎌倉に来た折にはぜひ寄ってください」
遊人:「…鎌倉か、遠いな」笑いつつも、憮然。



「うん、そうさせてもらうよ」
 遊人とは対照的ににこやかに美空は笑う。
「まあ、そうですね。小旅行とか、機会があれば、ということですよ」
 家は広いので安心してください、と付け加える。
「機会があったら寄らせてもらうよ」
 零侍が言う。本当に機会があればだけどな、と口外にそれを匂わせて。
「んー、そうだね。今回みたいなのだとゆっくりもできないしね」
 美空の言うことはもっともだ。今回のようなオーヴァードがらみでUGNからの支援としていったのでは、ゆっくりすら出来もしない。
 鎌倉方面の電車がホームに入り、聖はそれに乗り込んだ。
「あ、そうそう。これ」
 そういって、美空が小さな包みを渡す。がさり、と中身が何か音を立てた。
「…? なんですか?」
 受け取りつつ、首をかしげる。
「おみやげ。向こうに付いたらあけてみて」
 ウインクをして微笑む。
「あ、ありがとうございます」
 ぺこりと頭を下げる。どうやら癖らしい。
「まあ、なにかあれば、こっちからも支援を出すから。いつでも連絡してくれていいよ」
 支部長であるOZこと御剣明日が飄々と言った。先日あったときの姿と違うのだが、久路洲市の面々は慣れているので、驚きもしない。
「はい、ありがとうございます。皆さんも、今回本当にありがとうございます!」
 再びぺこりと頭を下げた。
「…遊人も、もっとこう、なんかいうことないの?」
 ひじで突っつきつつ美空が前に押し出した。
 だが、基本的に関係が薄い遊人に何を言えと言うのだろう。しいて言うなら命の恩人といったところくらいなもので、あまり会話もなかった。
「いや、なぁ…」
 美空に促されて、戸惑いながらとりあえず社交辞令を言っておくことにする。
「まぁ、元気でな…」
「あ。みどりさん。きれいな人で、羨ましいです」
 天然風味な満面の笑みで聖は言った。あの鬼から救出したとき、美空にそこそこの情報を得たらしい。
「………………はい?」
 流石にそれには遊人は固まる。
「大きな怪我もあまりなくって、よかったです」
「……」
 零侍が横で苦笑している。美空もだ。
「ま、まぁ、気をつけてな」
 少々赤くなりつつ、遊人は数歩下がる。
「僕もあんなふうになれればいいな」
 そう小さくつぶやくその声を零侍は聞き逃さなかった。
「元気でね。時間あったら遊びにきてね。」
「あぁ、そうだな」
 美空と遊人が言った時、発射のベルが鳴り響く。
 すっとすばやく零侍が動いた。聖の耳元でこそっと耳打ちをする
「白い服の方が似合ってたよ」
「!」
 真っ赤になって、驚いたように固まる聖。ドアが閉まり、がたがたと電車は発車する。


「? なにいってたの?」
 美空が首をかしげた
「ん? …秘密」
 余裕と、悪戯をこめた微笑で零侍が答える。
「ふーん。」
 零侍の言葉にあまり興味もなさそうに、走る電車に振り返り、手を振って送る。ホームに残るのはOZと、零侍たち三人だ。
「…帰るか。そうだ御剣さん。みどりのいる病院だけ教えてくれ」
「そうだね、ええっと、病院…」
 遊人の質問にそう言って手にしたメモ帖にに住所を書き込む。そして思い出したように付け加えた。
「…ああ、御風君。彼女、記憶操作受け付けないんだけど、なにか知ってる?」
「……心当たりがない訳じゃない」
 以前のことを思い出して遊人は答える。
「ふむ。なるほど…じゃあ、病院の場所教えるから、後のケア頼んじゃっていいかな?」
「努力はするさ」
「じゃ、これ」
 そう言ってメモを渡す。
「それじゃあ、皆の衆。さらばだ!」
 そういうとOZの身体は崩れ落ち、残るのは3人。
「……何なんだ、アイツは…」
「相変わらずね。ま、気にしたら負けよ。」
「そうだな」
 ため息をつきつつ、遊人は渡されたメモを確認する
 メモにはUGNの息のかかった病院と、病室の番号が書かれていた。


 それからひとつのメッセージ
『どうして、君はあの時諦めてしまったのかな。次はその諦めすら認められないよ』



GM: 以上、メモの内容です。
零侍:「まあいいや帰るか」
美空:「そだねー。遊人はこれから病院? じゃ、零侍、どっかで食事してかない?」
零侍:「ああ、何か美味い店教えてくれ」
美空:「実は朝食べ損ねて…」おなかに手を当てる 「んっと、ブレックファストがおいしいお店は〜」
零侍:「んじゃ、そこに行こうか」
美空:「うん。じゃ、遊人、またね〜。みどりのこと、大事にしなよ〜」手ふりふり さっ、お食事、お食事〜♪」零侍の腕をとりつつ
零侍:「またな、遊人くん」

遊人:「……買い物でもしていくか」見舞い品でも買っていく(笑) これで終わり。
GM: OKじゃあ。本当にこれでお疲れ様。
零侍:改めてお疲れ様
美空:おつかれさまー
遊人:おつかれさま