犬 山 焼


茶 碗

犬山焼雲錦手茶碗 
尾関作十郎

 まだやきものに関心がなかった頃いただき、長らく押入れに
眠っていました。やきものに興味を持ち始め「そう言えば・・・」
と取り出し、箱に入っていた栞で由来を知るに至り、以来我が
家の茶碗棚に飾られています。

犬山焼由来(犬山焼の栞より)
江戸時代、およそ300年前の元禄年間に開窯、犬山藩主(現愛知県)成瀬公の御庭焼として
佳器を
数多く世に出した。作風は鉄釉・灰釉の瀬戸風から青華磁器・光琳風雲錦手陶器、
呉州赤絵・交跡風と多岐にわたる。幕末、藩の斜陽により廃窯となるも、藩の御用瓦師で
あった初代尾関作十郎が
苦難の末に復興、以降二代・三代・四代と犬山本窯として優美な
佳器を焼き続けている。