DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION リプレイ

AXシナリオ 私立御高井女学院


2004/09/12
ゲームマスター:Ascalon@GR685
プレイヤー:だいち@GR469/イクス@GR622/ハーミット@GR451(敬称略)



エンディングフェイズ

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Ending 01 : 「復讐の黒」
ScenePlayer:“End Wind”天凪 終
場所:UGN・K市支部特別会議室 登場:登場したければどうぞ
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GM:さて、貴方達の現在の状況ですが…… トメコをしばいて叩いてまぶたにカラシを塗って、昼夜問わず働かせた結果、1週間ほどで解毒剤ができました。
:そんなことしたのかUGN
終(元に戻ったので):凄いぞUGN
GM:ようやく戻れた男の体……貴方達は喜びを噛みしめてるわけですが
和樹(元に戻ったので):素敵だUGN
GM:それだけで終わらない人がここに一名
GM/真枷:「ははははは、さすが“終の風”天凪終くんだ! 私の期待通りの成果だったよ!」
と喜ぶ真枷の前に立つのは、ご存じ僕らのダークヒーロー・天凪終さんです
:「当たり前だ。給料分の仕事はするさ。ところで真枷……今日の昼食は美味かったか?」


「あぁ、当然だとも。面倒事が片づいて実にすがすがしい気分だ」
 たいそうご満悦のようで、真枷が大きくうんうん、と頷く。
「かぁー」
 真枷のペットの大鴉のピップが一声鳴いた。《ドクタードリトル》で訳して言うなら
『ご主人、そりゃやばいって……』
といっているのである。
「そうかそれは良かった……ちなみに昼食を食べてどれ位になる?」
 時計を見ながら、終が問うた。
「私は時を操るシンドロームの持ち主。時間には正確だぞ……うむ、28分だ」
 ご機嫌で自信満々に真枷は答える。
「ふむ、後2分ほどで新たな世界が開けるわけか…」
 手にした懐中時計を見ながら、納得したように頷く。
「かぁー(ドクタードリトル訳:あぁ〜、さよなら今のご主人)」
 ピップが再び鳴いた。
 その鳴き声が終わると同時に、部屋の一部で空間がずるりと避け、一人のめがねをかけた学生服の少年が姿を現した。部屋の様子を確認すると、安心したように終に語りかける。
「ああ、間に合いました? 終さん」
 黒羽明である。
「ああ、実に良いタイミングだ。あと2分切った所だぞ」
 満足げに終がこちらに来い、と促す。
「ああ、それはちょうどよかったですね」
 そう答えて、終の横に立つ。
「おや、名字に黒を持つ将来有望な“砂蟲”くんではないか。どうだね? 君の力が是非欲しい……我がダークナイツに名を連ねる気はないかな?」
「……せめて名前くらいきちんと覚えておいてください。それから、そんなことは狙い下げだ」
 不意に終が懐中時計を明に見えるように掲げる。
「さて…あと10秒…9…8…」
 そうして、カウントを始めた。
「ん? なんのカウントかね?」
 ニコニコしながら、真枷が終たちを見やる。
「7…6…」
 明が終の言葉を引き継いでカウントする。
「なに、もうすぐ分かるさ……5…4…」
「かぁー(なんでこの状況で自分の立場わからんかな、ご主人……)」
 ただ一人わかっていない真枷である。
「…3…2…まあ、新しい道に目覚めてください…そして戻ってくるな」
「む??」
 さすがに明の最後の台詞に眉をひそめた。
「…1…0…ようこそ新たな世界へ」
 くくくっと笑い、終が両手を打ち鳴らした。
「かぁ〜(サラバご主人。14へ逝かなかっただけマシと思えや)」
 大鴉のピップが某ゲームブックのパラグラフを指す。14は死亡扱い数字。
「むおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!」
 真枷の体が瞬時に崩壊し――《リザレクト》が発動する。蘇った彼はそれはそれは実にたおやかな感じの、妙齢の美人さんになってそこに横たわっていた。


:「なるほど…こうやって再構成されるわけか……」
GM:なお、本人は激痛のあまり意識を失っております
:「面白いですねえ…そうか、こうやって彼も見ていたのでしょうねえ」
:「だろうな、さて、ショーも終わったし帰るとしようか」
GM:大鴉のピップ「かぁー(DD訳:ほな、またなー。ご主人が調子に乗ったら、またしばいたってやー)」
:「そうですね。あ…身包みはいでおこっと」ごそごそ「じゃ。そういうことで」服を持って出て行く
:「ついでだから縛っておこうか…」どっからか荒縄出して縛り上げておく
GM:大鴉のピップ「かぁー(DD訳:あんさんら……名前や格好だけじゃなく、心も真っ黒やなー)」
:「これで良し。ではな」ピップくんに声かけて退室〜
GM:では、二人が去った後には荒縄縛りハダカな妙齢の美人さんが倒れてるわけで……
GM:あとで特別会議室を訪れた『K市支部長』に写真を撮られ、
:あい。
GM:それをネタに色々とK市支部に都合がよいよう使われたとゆーのは、別のお話…… シーンエンドOK?
:退出してるのでOK
:OK…orz(←強請るネタ取り損ねて凹む)


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Ending 02 : 「男としての尊厳を賭けて」
ScenePlayer : “Adeptus Exemptus”六堂 和樹
場所:廃ビル屋上
登場:不可
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GM:さて、男性に戻ってから1週間後。今回の君の任務は、FHエージェント・ディアボロスによって奪取された『秘密兵器』の回収だ。
GM:激しい戦いの末、君はディアボロスを街外れの廃ビルへと追い詰めていた――
和樹:「ったく、手間取らせんな。負け犬野郎」外見はインストール後で(ぇ)
GM:神獣弾の前に部下は倒され、残るはディアボロス一人。だが、ディアボロスの顔に怒りはない。何かを悟ったような静かな表情がそこにあった
GM/恭二:「……聞いたぞ。あの時、あそこにいたのは……お前だそうだな、和美……」
和樹:ブチッ 「……テメェ、どこでそれを」
GM/恭二:「なに、プランナーが楽しそうに吹聴していたのだ――それより、一つ俺と賭けをしないか?」


「賭けだァ?」
 《フルインストール》の発動で伸びた髪の毛が怒りのために起きた静電気でわずかに持ち上がり始める。
「お前が勝ったら、大人しくこの『秘密兵器』クラウ・ソラスは返してやる。その代わり――」

 間。

「俺が勝ったら、お前にはこの……こ、この薬を……ハァハァ……飲んで貰うぞ」
 といって、彼が見せたのは『F2M』。どうやら隠し持っていたかどうか下らしい。
 荒い息づかいと共に、欲望に歪んだ瞳が君の全身を舐めるように見る。
 ――非常に気色悪い。
「ははははははははは。8頭身かねキミは! で、賭けの内容は?」
 和樹のほうも乗ったらしい。むしろ、勝つというゆるぎない自信から賭けに乗った。
「当然、我々が賭けをする方法など一つしかあるまい――」
 そういって、全身に力をみなぎらせるディアボロス。その体に満ちた力は、マスターレイスの座を狙うだけあって、脅威である。
「あ、そ。そういうことか」
 納得して、和樹は首を鳴らした。あきれたように付け加える。
「お前、これに向ける力を昇進に向けたらどうだ?」
「今の俺はマスターレイスを目指し昇進に足掻くエージェントではない――輝かしい未来を手にせんと戦う、一人の男だ!!」


 阿呆である。


躍りかかってくるディアボロス。だが、 ディアボロスの手が和樹の肩を掴み――すり抜ける。いま、眼の前にあるのは陽炎で生み出した虚像
「なっ、なんだとっ!?」
「名付けて――“ニトクリスの鏡”」
春日の背後、二つの銃口を向けるマギウスが一人


和樹:「アバヨ」フルパワーで神獣弾同時撃ち
GM/恭二:「お、おれは――俺は諦めんぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉー〜……………」
GM:ぶっとばされ、お空のお星様となるディアボロス
和美:「諦めろや。そんな未来は」
GM:後には持ち手を失った『秘密兵器』だけが、ぽつんと残されていた――
GM:シーンエンド、OK?
和美:「さぁて。報酬で樹を食事にでも誘うかな」OK


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Ending 03 : 「かくて世界は何事もなく?」
ScenePlayer : “Sand Worm”黒羽 明
場所:県立高校・明のクラス 登場:不可
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GM:さて、明くんですが。
:ええ。
GM:終くんと一緒に真枷を羞恥プレイしたあと、貴方は元の日常へと帰ってきました
:羞恥って…
GM:そんなわけで、ここは学校。朝のHRの時間です
:ああ、そういえば、あのおちびさんどうなったかな…うつらうつらと考えて。
GM/教師:「それでは、転校生を紹介するぞー」教師の声に応えて、入ってくる女生徒―――腰まで届く漆黒の髪をたなびかせ――


「はじめまして、歌科七香と申します」
 と、優雅に礼をする女生徒を、明は知っている。いや、知っていた。
「…!!?」
 驚きのあまり、ずれた眼鏡をさりげなく元に戻して、何事もなかったかのようにほかの生徒と同じ行動をする。
「あぁ〜、では歌科くん。君の席は――そうだな、黒羽の隣が空いてるな」
 教師の言葉を聞いて、しずしずと歩み寄ってくる七香。
 明に気がついているだろうが、彼女もあまり気にした様子ではない。すっと、静かに明の隣の席に腰を下ろす。
 明は興味なさそうに目を一瞬だけちらりと向けて、視線をはずした。
「あら、つれないのですね?」
 七香がすこし残念そうに、首をかしげた。
「…何のつもりですか?」
 逆に、ぴりっと空気を張り詰める明。
「お嬢様は今、近くの中学校に通ってらっしゃいます」
 やはり魅観美は高校生ではなかったらしい。しかも明の推察通り中学生だったようだ。
「けれど、貴方に叱ってもらえたのがよほど嬉しかったらしくて……貴方の様子をみたい、と霧谷様にダダをこねられまして」
 困ったわね、と首をかしげる。
「…余計な事を…」
 小声で怒気をはらんだ言葉が漏れた。


GM/七香:「霧谷様も、『それなら黒羽君の負担が少し増えるだけですし、問題ないでしょう』とにこやかに了承して下さいました」
:「〜っ……面倒な…まあ。ほかに迷惑かかっていないなら、いいのですが」
GM/七香:「これからは、UGNの同僚として貴方の近くにいることになりますから……以後よろしくお願いしますね、先輩♪」
GM:常に無表情なナナナにしては珍しく、ニッコリと笑ってそう言った かくて、貴方のちょっぴり歪んでしまった日常が幕を開ける―― シーンエンド、OK?
:「この先、頭痛の種が増えましたか…」エンドOKです

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DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION
「私立御高井女学院」
- End -
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